【満塁ぶっちゃけトークVol.6】「人生なんか二死満塁」とあるが、これは攻撃なのか守備なのか~二死満塁の見解~
乙です、二死満塁です!
今晩3つ目の記事です!
「どうした?急にブログ書きまくってるけど」
と思われた方もいるかもしれませんw
すみません、本当は週中に書きたかったことが体調不良で書けなかったので、
だいぶ回復した今になって書いておりますw
さて、この記事は久しぶりの満塁ぶっちゃけトークです。
今日のお題は、「人生なんか二死満塁」についてです。
※今回も長文かつ完全に自分語りですが、ご容赦ください。
新宿租界のボス・Z李さんの座右の銘
まず「人生なんか二死満塁」という言葉、これはそもそも何の言葉なのでしょうか?
この点については、満塁ぶっちゃけトークVol.3で触れたとおり、新宿租界のボス・Z李さんの座右の銘なんですね。
過去に聞いた話では、Z李さんのこの座右の銘に二死満塁が使われていることで、新宿租界内では一時期
私ことが評判になったとかw
「人生なんか二死満塁」についてZ李さんに質問しました
この「人生なんか二死満塁」という状況なのですが、
「攻撃側なのか、守備側なのかどちらですか?」
というくだらない質問をZ李さんにDMしたことがあります。
当時は無視されてしまったのですが、私が新宿租界のブック予想大会で優勝した後に
回答を頂きました。
当時のDMはZ李さんのTwitterアカウントが凍結されてしまったことで、今となっては見れないのですが、
「ケースバイケースかな」
というお返事を頂きました。
この回答には納得しました。
なぜなら、人生においてはその場面によってチャンスであったりピンチであったりします。
また、この二死満塁という状況も
・二死ランナー無しから3連打で二死満塁になった
・無死満塁から1点も入らずに二死満塁になった
という、二死満塁の場面に至るまでの経緯があったりします。
なので、ケースバイケースという回答は確かにそうだなと思いました。
二死満塁が思う「人生なんか二死満塁」の状況は?
Z李さんからの回答がある中で、私自身に当てはまる「人生なんか二死満塁」の状況について考えてみることにしました。
考えた結果、以下の状況だと考えます。
1回の守備において、チームのエースが大乱調。
1点を取られ、なおも無死満塁
ここで監督が動きました「ピッチャー交代!二死満塁!」
この絶望的な場面で私がマウンドに上がります。
「このランナー全部自分の責任ランナーではないので3点までは仕方ない」
と割り切ってマウンドに上がりました。
すると奇跡が起きて、アウトを2つ取り二死満塁の場面となります。
なんとかここまで得点を与えずにあと一人という場面まで来て正直ホッとしている私。
しかし、二死とはいえ全ての塁上にはランナーがいる。
ホッとしたのも束の間、再び気を引き締めて次の打者へ立ち向かいます。
↑
こんな状況であります。
え?何?急に二死満塁は野球小説でも書き始めたの?
いいえ、違います。
実はこの状況、私が実際に体験したシーンなんです。
忘れもしない、中学野球部時代のシーンでした。
今でも鮮明に覚えている当時(18年前)の記憶
あれは私が中学3年生で、夏の中体連の市大会でした。
既に県央大会進出が決まっていたのですが、対戦相手は私たちの代で一度も勝利することができていない最大のライバルチームでした。
実は私自身、2年春に出場した中体連とは別の大会において、県大会とその上部の全国大会で登板機会はあったのですが、中体連の大会においては登板機会がありませんでした。
当時はやはり王道が中体連の大会だったので、ここでの緊張感は他の大会と比べて段違いでした。
私たちのチームも、ライバルチームも県央大会が決まっている状況で、いわゆる”消化試合”でしたが、市の王者を目指す両チームにとって、先の県央大会よりも目の前の市大会優勝へ向けてガチの一戦でした。
両チームともにエースが先発でした。
しかし、1回裏に私のチームのエースが制球が全く定まらずに3つの四球で無死満塁の大ピンチ。
続く打者がスクイズを試み、ピッチャー正面へのゴロ。
しめた!ホームゲッツーだ!と思った矢先、エースが打球を処理できず内野安打に…
完全なるエースの一人相撲で先制点を献上してしまいました。
当時、私は唯一の左投手だったのですが、球が遅いのとコントロールもさほど良くなかったため、
チームで4番手の投手だったのですが、2番手と3番手の投手がそれぞれサード、ライトのレギュラーだったこともあり、ブルペン待機という点では私が1番手でした。
サードとライトを守る選手を緊急登板させるのは厳しいと判断した監督は、無死満塁の時点で私に肩を作るように指示。
そして先制点を与えたタイミングでエースを諦め、私を登板させました。
ここで普通なら
「エースのためにも俺が守って見せる!」
となるのでしょうが、中体連の大会初登板で、しかも相手は春に中体連の関東大会まで進出している強力打線のチーム。
「エースが先発してダメなのに、俺に抑えられるわけないでしょ」
「とりあえず、残ったランナーは全部俺の責任ランナーじゃないんだし、3点までは仕方ないよね」
という、半ば開き直ってマウンドに上がりました。
そして右の5番打者と対峙します。
何球目だったかな、ストレートを投げたのですがボールをリリースするときに指先が引っ掛かってしまい、カットボールのような軌道になりました。
これをフルスイングした相手打者でしたが、カットボールのような軌道で、インコースに食い込んだことが幸いし、サード正面の強いゴロとなります。
5-2-3のホームゲッツーが完成!
これで二死二、三塁となります。
続くこれまた右の6番打者との勝負です。
「はい、ストップ!おかしいぞ、二死満塁じゃないじゃないかw」
そうですw サーセンw リアルでは二死満塁になってませんw
ですが、無死満塁から二死まで漕ぎつけたことは事実なのでお許しくださいw
続きです。
実はこのライバルチームとは1年夏、2年夏と2年連続で合同合宿を行っており、気心しれた連中でもありました。
中でもこの6番打者とは相部屋で仲良くなったやつでした。
仲良くなったが故に、弱点がよく分かっておりました。
やつは初球は絶対に見逃す、そして外角に弱い。
案の定、初球のど真ん中のストレートを見逃しました。
続く2球目はスローカーブを見逃して2ストライク。
完全に想像通りでした。
そして3球目、当時自分の中で最も自信のあった変化球がシュートでした。
外角ギリギリからボールゾーンへ逃げるシュートで空振り三振!
無死満塁の大ピンチを追加点を与えずに抑えることができました。
小躍りしながらベンチに戻ると、エースが真っ先に迎えてくれました。
「本当にありがとう、ごめんな」
エースから掛けてもらったこの言葉は忘れられません。
試合は劇的な結末に
以上が私とっての二死満塁です。
ごめんなさいね、実際のシーンは二死満塁では無かったんですが、頭に浮かんだのがこのシーンでした。
せっかくここまで書いたのだから、この試合の結末まで書きたいと思います。
私はスタミナが無いショートリリーフタイプであり、監督もそれを理解していたので、
この回限りでお役御免だと思っていました。
そのため、2回裏からは別の投手に継投するものだと思っていたのですが、監督が誰もブルペンで準備をさせないのですw
そこで監督に
「監督、もしかして次も自分ですか?」と聞くと
「抑えたんだから当たり前だ!行けるところまで行ってくれ!」とのこと。
おい、マジか!
さっきの無死満塁抑えたところでもう力使い果たしたぞ…
しゃーない、行けるところまで行ったるわ!
もうヤケクソですw
ただ、これはどうやら監督の作戦だったことが後からわかりました。
というのも、私のチームのエースも2番手、3番手も全員右投手で、かつボールのスピードがそれなりに速い投手でした。
ライバルチームも当然のように私のチームを研究しているので、真逆のタイプである私をぶつければライバルチームは対策ができないのではないか、という点です。
また、ライバルチームは機動力を使ってくるチームで、私はチーム内で牽制が一番上手だと言われており、この機動力を封じるためにも私をそのまま行かせたとのこと。
実際、この試合は最後まで私が投げることになったのですが、牽制アウトを2つ取りました。
試合後、ライバルチームの監督は
「いやー、まさか2番手に(私)が出てくるとは想定できなかったよ!」
と私のチームの監督にぼやいたそうです。
そんなことは露知らず、とにかく目の前の打者を1人ずつ打ち取ることだけを考えて腕を振り続けました。
試合は4回表に、2アウトから連続ツーベースで同点に追いつきました。
中学野球は7イニング制なのですが、この日は本当にシュートがキレッキレで6回裏までは打たれる気がしませんでしたし、実際に2つ四球を与えるもノーヒット。四球で出したランナーも牽制で刺すという私の野球人生のピークとも言えるピッチングでした。
6回裏 までは
7回表、私のチームが三者凡退に終わり7回裏のマウンドに上がりました。
その瞬間、6回裏までの強気な気持ちが
サヨナラの四文字によって掻き消されました。
先頭打者、カウント2-3(当時はストライクが先)から最後のボールがわずかに外れ、先頭打者を出してしまいます。
ここでライバルチームがとった作戦はバントでした。
2つのバントで二死三塁となります。
私は左投手です。
左投手というのは、3塁ランナーが自分の背中側にいるので、様子が全く見えませんし
もしも投球がワイルドピッチになったらサヨナラです。
先程7回裏のマウンドに上がったときに頭によぎった「サヨナラ」という四文字が、さらに色濃くハッキリと脳裏に浮かびます。
とはいえここまでまだノーヒット。
大丈夫だ、自信を持って腕を振ろう
カウント0-1からの2球目でした。
インコース(左打者)へのストレートが甘く入る。
真芯で捉えられ、打球はライトの頭上を越えてしまいました。
ライバルチームに大健闘と言われるも…
試合後、両チームの監督と話すことがあり、
「すごいピッチングだった」
「大健闘だったよ」
というお言葉を頂きました。
この言葉は本当にうれしかったのですが、私のチームの監督の座右の銘を思い出しました。
「報われない努力は 努力ではない」
確かに私は今までで最高のピッチングができたかもしれない。
しかし、7回裏マウンドに上がったときに感じてしまった恐怖。
それに打ち勝つことができなかった自分の弱さ。
勝てなかった=報われなかった
これは努力とはまだ言えないんだ。
もっともっとやるべきことがあるんだ。
当時15歳の満塁少年は、そんな風に感じました。
18年経って
あの試合からもう18年が経とうとしています。
18年後の私は、息子の少年野球チームで上級生クラスのヘッドコーチ兼下級生クラスの監督として、子どもたちの指導にあたっています。
そういえば監督に、少年野球チームの監督になったこと。
監督のような指導者になりたいこと。
私の座右の銘も「報われない努力は 努力ではない」であること。
伝えられていないな。
近いうち、監督に会いに行こうと思います。
長文失礼しました。
おやすみなさい。
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